
投資はお金を稼ぐ手段になるため、『お金の使い道』が投資をする理由になるかと思います。
もし投資で稼げたらそのお金を何に使いますかと問えば、車の購入や、旅行に行きたいとか答える人もいるでしょう。
将来的なお金の使い道が投資の目標となるわけですが、株の道をご活用していただいているユーザー様には、ワンランク上の目標を掲げていただき、他の投資家たちよりも高い水準で運用利率を実現していただきたいと思っています。
そのために必要なのは、投資が人生を豊かにする手段であると理解し、実現するためのステップを知ることで、今後の道筋が目標への実現を実感させ、幸福レベルを上げることにあります。
あなたの投資する理由は何ですか?
- 老後の生活賃金のため
- いざという時に使えるお金を持っておくため
- 生活レベルを上げたいから
投資の理由の考える時、上の3つある項目にいくつか当てはまったのではないでしょうか。
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社と株式会社SBIネオモバイル証券が20~69歳の男女10,032名に対してアンケートを行い、85.2%
の方がお金を増やしたいと思ったことがあると回答しました。
その内、何故お金を増やしたいと思ったのかという問いに対して、『老後の生活資金のため』と答えた方の割合は63.4%、『いざという時に使えるお金を持っておくため』と答えた方の割合は62.8%、『生活レベルを上げたいから』と回答した方の割合は42.0%という回答が得られました。
この他に『旅行に行きたい』『自分へのご褒美のため』『高額な買い物をするため』という理由でお金を増やしたいと考える方も3~4人に1人の割合でいらっしゃいます。

いずれの理由にせよ、お金を増やすという点で共通している。
老後のために貯金して不安を解消したい、
セキュリティ万全で広々としたお洒落なリビング付きのマンションに住みたい、
ランボルギーニのような高級車に乗りたい、
お金の使い方は人それぞれですが、ほぼすべての回答において言えることが1つだけあります。
お金を増やすということではありません。
本質な部分に着目するとそこには『自分』、が中心にあるということです。
自分の投資をする理由を深く考えてみましょう。
テーマは『人生の豊かさ』、つまり幸福に繋がるかどうかを問う場です。
老後の資金である目標金額に達成出来たらのなら、あなたは幸福ですか?
立地が良くて魅力的なマンションがあなたを幸せにしてくれますか?
ランボルギーニを乗り回せば満足しますか?
いずれも答えは『No』です。
幸福を得るために必要なのは、やはり『人』なのである。
- 他人の尽くす人生こそ価値がある(アインシュタイン)
- 他人のために生きるとき人生は楽しい(ヘレンケラー)
- 他人のために何か尽くしてやることだ。そうすれば、つまらない劣等感など、七月のとうもろこし畑にかかる朝露のように、跡形もなく消え失せてしまう。(デール・カーネギー)
老後の資金を貯めて当初の目標額を達成したとしても、心が満たされることはなく、もっと貯めようと思うようになります。
高級住宅街にあるタワーマンションに住んでいようが、一人だと虚しさを感じるだけでしょう。
高級車を購入すれば周りから注目されますが、その優越感を失うのに恐れを感じるようになります。
幸福とは抽象的で何を持って幸福とするかを定義することは難しいです。
そのため、一般的に『出来事は変えられない。どう感じるかによって心の有り様は決まる』とされ、日々の生活の中にこそ幸福はあるのだと説くことが散見されます。
確かにその通りではあるのですが、具体的な指針がなければ、豊かな人生を体現することはできないでしょう。
その具体的指針として『他人のために』というのが重要になってくるのです。
孤独と対比して分かる人との繋がりが及ぼす影響力
『他人のために』を『人との繋がり』と置き換えて考えてみましょう。
ハーバードビジネスレビュー誌に掲載されたスコット・ベリナート氏の論文、『「つながっていたい」気持ちは人間の本能である』は、孤独は個人にも組織にも悪影響があるとされ、人の心身を蝕み、生産性や創造性を損なってしまうという研究結果を発表しました。
孤独は病の一種とされ、抑鬱賞の発症や自殺願望の増加、血圧の上昇、ストレスホルモンの増加、免疫機能の低下を始め、アルツハイマー病、睡眠障害、癌との関連性があるという深刻なデータが様々な研究から判明しています。
厄介なのは、孤独の結果としてもたらされるストレスは、知らず知らずのうちに周囲へまき散らし、人間関係を壊すという結果を招いてしまうということです。
原因となる孤独を避けるために、スコット・ベリナート氏は論文の中で『人との弱い繋がり(あまり知らない同僚との交流やコーヒーショップの店員との会話)でも幸福度に良い影響を及ぼす』と述べています。
また『人との繋がり』を築こうとする人は、弱い繋がりも含め人との交流が多く、幸福度が高い傾向にあるため、日々の仕事の生産性が高く、周囲への好影響を与え、パフォーマンスに対する評価が高くなります。
以上のことから『人との繋がり』はその強さに関わらず、健康面や仕事面の全般に好影響を与え、人生の豊かさに必要な要素であるということが分かります。
自分のための投資は必要条件であり、十分条件ではない
人との繋がりを有意義にするためには、自立していることが前提になります。
そのため老後への貯金、いざという時に使えるお金を備えることは、必要条件になります。
例えば現在40歳で30年後の老後に備えた目標貯蓄額を2000万円とした場合、投資額462万円を利率5%で運用すれば30年後に約2000万円を得ることになります。
投資金額462万円を元手に運用利率5%を目標に据えることで、自分に必要な資金を貯蓄するという目的は達成することができますが、幸福を得るためにはそれ以上のことを望めないため、十分な資金とは言えないです。
そこに+αの金額を上乗せしてワンランク上の目標を掲げることで、人生を豊かにするためのツールとして株式投資を高いレベルで臨めるようになります。
必要な資金と+αのトータルした金額目標が低ければ、それ以上を望まなくなるため、成長も止ってしまい潜在的なチャンスを逃してしまいます。
一方、目標が高ければ達成するために努力しようとする心理が働きますが、高すぎると逆効果になってしまうので、具体的な目標額については皆様個人に委ねられてしまいます。
+αの金額には、大切な人を喜ばせるための旅行資金を別途積み立てや、親を高級レストランに招待するための資金の積み立て等を検討してみてください。
必要な資金+α金額となる目標額を計算しよう
計算式は『目標金額×(1+運用利益率)年数×-1=投資元金』になります。
最終的に得たいトータルの目標金額を設定して、適当な年数を設定したら逆算して、必要な投資額を算出します。
年間運用利益率は、5%~15%の間で設定しましょう。
例えば、老後資金2000万円と合わせて、結婚相手への感謝と交流を含めてハワイへの旅行代金100万円を株式投資で作っていきたいとしましょう。
年齢は40歳だから30年後の老後に備えるたら462万円の投資金額を運用利益率5%で達成できるので、旅行代金100万を5年後に作るとしたら別途78万(万未満切捨)を投資金額に加える必要があり、トータルで元金540万円を用意する必要があるということがわかります。
これまでの話をまとめてみよう
- 投資をする理由になっている自分が目標とする金額に『人との繋がり』のための目標を加えよう。
- 人との繋がりは自身の健康に影響し、仕事面でも生産性が向上するので、『人生を豊かに』にする秘訣になる。
- ワンランク上の目標額に加えられる+αの金額は、『他人のための』資金として設定しよう。
- 目標金額が決まったら『目標金額×(1+運用利益率)年数×-1=投資元金』で必要な資金を求める
年間運用利益率は5~15%とさせていただきましたが、プロの中には運用利益率20%を出す方もいます。
株の道は株式投資を自身の力で利益を生み出すための知識を提供しており、運用利益率20%を達成するために必要な情報も掲載し、継続的な管理を行っていますので、是非活用していってください。
