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成長株から転落する高PER銘柄の危険性【3858】ユビキタス

2021年9月4日

成長株とは、PERの高い、つまり割高であろうと上昇するものは上昇していくものです。

それほど市場に対する、『投資家の期待が高い』ということでもあります。

その裏に潜むリスクとは、たった少しの利益減少でも、PERの大幅な低下と相まって株価が大きく暴落してしまうということです。

高いPERの期待に応えられない企業の株価は行方

どんなに高い利益成長をしても、高PERで買ってしまうと、利益成長している割になかなか株価が上がらないという可能性があります。

もちろん高PERでも期待に応えた利益を出した企業の株価が、上昇していくケースもありますが、それなりのリスクもあること知っておきましょう。

何故なら投資家の期待というのは、そもそも抽象的で掴みどころのないものだからです。

ユビキタス 週足チャート

ユビキタスは、システム開発事業を展開しており、ITベンチャーのスター企業として期待されていた中、2007年に新規上場しました。

この時のPERは120倍(一般的なPERは15倍)であったことから、ユビキタスに対する投資家の期待が伝わるかと思います。

30%減益で株価15分の1になったカラクリ

ユビキタスの上場後の業績発表で、利益は3分の2の水準まで低下していたことが判明します。

スター企業として期待していた投資家の期待を裏切るように、高すぎだったPERも低下していきます。

蓋を開くと1年半ほどで12倍という平均的なPERにまで落ち着きました。

PERが120倍から12倍と10分の1になったので、これだけで株価が10分の1に押し下がる計算になります。

これに利益の3分の2を掛け合わせると株価は15分の1の水準にまで下がってしまったというわけです。

計算式は、

0.7倍(1株益)×0.1倍(PER)=0.07倍(株価)

となります。

※計算式についてよくわからない方は『PERとは何か、標準的水準は何%?』という記事で学習しましょう。

こうして高PER銘柄が投資家の期待を裏切った時、利益低下とPER低下が掛け合わされて大規模な下落を引き起こしてしまうのです。

高PER銘柄はハイリスク・ハイリターンであるということ

『高PERはリスクが高いから、出来るだけ避けよう』という戦略は、低PERに投資する『バリュー投資』という立派な戦略になります。

しかし、2021年6月時点において、直近の過去のデータから『成長株への投資』つまり、高PER株(多くの投資家が成長に期待して投資する)の方がパフォーマンスが良い(運用益を獲得できる)という結果が出てます。

いわゆる、ハイリスク・ハイリターンである高PER銘柄は、リスクを負うだけのリターンを獲得するチャンスがあるということです。

決して高PER銘柄が怖いという話をしたいわけではない、ということをお伝えさせていただきます。

Filed Under: ケースメソッド

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管理人

投資歴:10年以上
みずほ証券に35年以上勤める師から投資を学ぶ
職業柄インサイダー取引に抵触する恐れがあるので、投資は限定的ですが、運用利益率は30%程あります。

ユーザー様に株式投資という学問を提供し、学びで得た知識を糧に投資家としてご活躍されること、また日本の経済を活性化させることを目的に運営しております。

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